こんにちは。
「まるろぐ」のまる子(@maruko30blog)です。
2月2日に予約していた新作ゲームが届きました~。
今年期待のリメイク作1番乗りの「ペルソナ3 リロード」です!
筆者はペルソナを「ペルソナ4」から始めたこともあり、「ペルソナ4(無印)」→「ペルソナ4(ザ・ゴールデン)」→「ペルソナ5(無印)」しか遊んだことがなく、今回「ペルソナ3」自体は初プレイとなります。
ペルソナシリーズにおける基本知識(シリーズに共通する知識)は多少あると言えますが、「3」についての内容…キャラクターやストーリーなどはスピンオフ含め一切把握できていない状態で今回遊んでみました。
流石のペルソナボリュームとでも言いましょうか…20時間遊んでなお、まだこれからといった気がしてしょうがないので、ここらで一旦初プレイ者のファーストインプレッションを書き残しておこうと思い、キーボードを叩いています。
ちなみに現時点は屋久島旅行に行ってアイギスが仲間になったところです(主人公はレベル30)。
「ペルソナ3リロード」の所感
全体・物語・舞台について
まず主人公自身が物語(世界)の始まりの鍵(起点)を持っているわけではなく、既に動き出している組織の活動やダンジョンに入り込んでいくというスタート。
これは少し新鮮でしたが、組織(課外活動部)において主人公が(年下ながら)リーダーになるという導入は主人公だけが持っている特殊な能力の生かし方を含め自然に受け入れられるものでした。
特に本作「3」におけるペルソナ使いの面々があくまで各人の持つ「適正」や「能力」としての立ち位置で本人が既に把握済みであったり、その点において序盤は(あまり)深く描かれていないというのは(逆に)印象に残った点になります。
というのも「ペルソナ」といえば(筆者が遊んだ「4」と「5」基準)、個人の抱えている闇の部分(ダークサイド)がダンジョンにて具現化したり、当人が目を背けたい現実に向き合うことで能力に目覚めるといったものが多く、必然的に人間の持ちうる(ある種リアルな)見たくないものを見てしまった、知りたくないことを知ってしまったといった、「実は裏ではああいうことを…」というような、キャラクターにもプレイヤーにもひっかかりを残す部分や消えない印象っていうのがあったりしますよね。
この人間の醜態を見てこそ!暗部を描いてこそ!劣等感を味わってこそ!の深みやインパクトが「ペルソナ」(=仮面)における根底のテーマではあると思うので、それこそが醍醐味というべきではあるのですが、それを印象付けた「4」や「5」と比べると「3」は明らかに立ち位置や趣旨が違う気がしました。
特に「3」の主軸である「作られてしまった(生み出されてしまった)悪影響を及ぼす根源の後始末」だったり、「そのこと自体にキャラクターのバックボーンが紐づいている(戦う理由になっている)」という王道のJRPG味が(若干)手堅くまとまっているとはいえ、個人的には入り込みやすさも感じました(この後大丈夫だよね…?)。
そういう意味では「3」のストーリー/雰囲気や仲間との距離感の方が(ペルソナにしては)異端なのかもしれませんが、個人的には入りはこれくらいライトな方が完成度含め人にもオススメしやすいなとも感じました。「5」とか1話目から話が重すぎて辛かったのでね…(それが深みと言われればそうなのですが)。
ほかに印象的だったのは寮生活であること。
戦いを共にするメンバーたちとの共同生活や、「寮」自体が作戦拠点となっているというこの上なくワクワクする設定。
夜も一緒にいれることや、休みの日といったオフの時間でも、なんとなしに一緒に住む皆の姿や予定を見聞きすることができ、寮のラウンジでおもいおもいに過ごしていたり、2階のフロアでだべったりしている風景の「日常み」も好きです(2年生組いいよね~)。
この共同生活を生かしたコミュやイベントも充実しており、主要キャラと主人公の距離感の描き方、親密度への影響など既に存分に楽しめています。
たとえばテスト前の夜にみんなで勉強会(学力アップ)をするといった時期的なイベントもそうですし、一緒に何かしよう(キャラがやりたいこと)と料理を作ったり、作物のお世話をしたり、DVDを見たり。(せっかく)仲間たちと同じ建屋に住んでいるという点を活かせる&自然に描けるのは「3」の生活の設定でしか叶わない点であり、そこを十分に感じることができると思います。
これによって序盤にしてキャラクターそれぞれへの思い入れが深まっており、既にダンジョンのパーティに余りが出始めていてメンツを選ぶのが辛いです。
あとはイベントの多さで言うと、主人公のステータスアップにおける選択肢の多さも好印象です。
バイト、ゲーセン、PCソフト、飲食などなど非常に多く「今日はこの能力しか上げられないのか…」といった、上げたい能力が上げられないという悩みは全く起きません。これは現段階では感じていませんが、これから続く割と長丁場な日程の消化においての飽きを防ぐと同時に自由度の高さを印象付けています(これについては「4」や「5」もとんでもない量ではありますが)。
ダンジョンについて
本作では【タルタロス】というダンジョン(塔)を上へ上へとひたすらに昇っていくというのは分かりました。
最初は「ずっとタルタロスなの?」という不安がありましたが、個人的には【タルタロス】(の構造)は嫌いじゃない、むしろ好きです。
正確には評価が割れている(基本的に低い評価)の「ダンジョンが単調でつまらない」という部分が刺さっているというか、筆者は結構好みだったというだけの話ではあるのですが…。
主に1つのダンジョンを進めていく点と、1エリアあたりが広くない点、総じて分かりやすさに好印象を持っています。
単純にダンジョン踏破においてアイテムやイベントを取りこぼしたくない、総なめにしたいという信条があるせいで(おかげで)、どこまで進んだか/確認出来ているかが分かりずらい広さ推しや、ギミックてんこ盛りみたいなボリューム推しがあまり得意ではないというのが理由です。「5」のピラミッドで心折れかけましたし。。。
ただただゴリゴリに力(レベル)だけで押し進めていきたい、質素だろうがテンポ良く分かりやすく進めたいという思想に【タルタロス】がマッチしたダンジョンだったと言えます(それだけ)。
ただ(自分が少数派だというのはわかっているので)【タルタロス】の単調さが万人にウケるとは思わないですし、ここらへんのめんどくささ(特にオリジナル版)が評価の足かせになっているのも否めない気はします。
しいて言えば、(本作に限らずではありますが)SP不足が常に(案の定)抱える問題であり、ダンジョン内でのSP回復がアイテム以外に見込めないので、プレイヤーのやる気(お金稼ぎやレベルを上げ)に反映できないところは少々辛いです。
バトルにおいて
バトルシステムは「5」から来た筆者としては、違和感がないといいいますか…もはや「ほぼ一緒」という感想になってしまいますが、これは遊びやすさの点で良い意味でということを付け加えます。
名称が違う部分もあれど「バトンタッチ」や「テウルギア」といったバトル時の選択肢の豊富さもあり、オリジナル版との比較はできませんが、リメイクの目的であるユーザーフレンドリーの進化部分は非常に感じられる完成度です。
他にもオシャレさはペルソナの醍醐味と言ってしまえば一言で終わってしまいますが、UIも音楽も元からのものがあるとはいえ圧巻のクオリティかつ正当に進化しています。
例えば「5」なら赤、「4」なら黄がテーマカラー?だとすれば本作は青だと言え、そもそもが持つ色の印象(シャープなスタイリッシュさ)が本作と非常にマッチしていたように感じられます(「5」や「4」のポップさはおしゃれだけどちょっと目にくる層です)。
キャラクターについて
キャラクターのビジュアル面の一新部分は過去作を遊んでいない筆者では比較できませんが、「5」に準じており等身のリアルさによる親近感、同じ世界にみんなが(どこかで)生きている気持ちになれるような感覚です。「4」が同じようにリメイクしたら「4」のキャラクターがどうなるか見てみたい気持ちがありますね。
そしてなにより「ゆかりッチ可愛すぎない???」これ言わせてください。
もうただそれだけです(笑)
ちなみに歴代の推しで言うと、りせちー(4)、杏(5)と奇しくも「恋愛」コミュ(コープ)担当だったりしますが、そこに共通点は感じていないです。たぶんハッキリ物申す子が好みなんだと自分で自分を冷静に分析してます(筆者は女です)。
中でも今回(現時点で)見た目の好みもあって、ゆかりッチがドストライクで頭一つ抜けてきたなと。
ノリの良さ、感情的になる部分に人間的に理解が出来る(突拍子もないことをしない/言わない)=常識人、素直である、謝れる(これマジ大事)、料理が上手くも下手でもない(これも大事)ってあたりに心を掴まれてます。
というか全般的に「3」のキャラクターの等身大の描き方には親近感を抱いていて、ゆかりッチと桐条先輩の関係がギクシャクしている場面におけるお互いの心情や応対のままならなさの描き方であったり、順平の主人公への劣等感やジェラシーとその期間の短さも(笑)、大人になった今となっては彼らの態度に愛おしさを感じてしょうがないです。
あくまでも現時点ではという発言にはなってしまいますが…。
20時間遊んで最後に…
以上。
20時間遊んでの感想でしたがもうほぼほぼ語り尽くすくらいのボリュームになってしまいました。
最後に、シリーズに優劣は必要ない派ですが、それでも「「3」が一番好きかも!」と思えるくらいに毎日楽しく少しずつ進めています。
この印象が変わらないまま最後まで走り抜けたいなと思います!
クリア後の感想記事で?またお会いしましょう。
©ATLUS ©SEGA