【FF7R考察】エアリスはザックスの最期(命を落としたこと)を知っているのか?

【FF7R考察】エアリスはザックスの最期(命を落としたこと)を知っているのか?

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違和感:ザックス(の心)は最期にエアリスに会いに来たのか?

ここまで羅列してきてエアリスが明確に「ザックスの最期を知っている」という描写(言葉)がないことから「ザックスの最期を知らない」説の方が有力?と思いつつもここで違和感を感じてしまったのです。

それは「ザックス(の心)は最期にエアリスに会いに来ていないのか?」ということです。

エアリスが「ザックスの最期を知らない」のであれば「ザックスが星に帰った」ことをエアリスは知らないということですよね?

しかし…ここで思い出してください…。

エルミナの旦那さんは「星に帰る」際にエルミナに会いに来たし(キリエの両親も同様)、それをエアリスも分かっていたんですよね?

だとすればエアリスが会いに来た人に気付かないのはおかしいし、すなわちそれは「ザックスは最期にエアリスに会いに来なかった」ということになりますよね?

「FF7」と「CC」の温度差

この疑問に対して「FF7」でのエアリスとザックスの全く描かれていない浅い?関係からすれば、”ザックスは最期にエアリスに会いに来なかった”だから「エアリスはザックスの最期を知らない」という解釈(仮説)は成り立ちます。

しかし、「CC」をプレイしているとそれはどうしても納得し難いのです。

「CC」での恋人関係ともいえるようなエアリスとザックスの親密な関係性を見ていると”エアリスのためにミッドガルに帰ろうとした道中で尽き果てたザックス”が星に帰る際にエアリスに会いに来なかったというのはどうしても考えにくいのです。

最後まで記憶に残りクラウドに「エアリスに会ったらよろしく」とまで頼むほど想っている相手に最期に会いに行かないのは正直変です(全て「CC」参照)。

この疑問を投げかけるのであれば「ザックスは最期にエアリスに会いに来た」でしょうし(来ていないとおかしいですし)そのことにエアリスが気付かなかったということはありえないので「CC」での描写を重視し「エアリスはザックスの最期を知っている」とまた反転してしまいます。

そしてふりだしに戻り、じゃあ「ザックスの最期を知っている」のになんでエアリスはクラウドに探りを入れてきたり(FF7R)、仕事で行方不明のまま(FF7)ってザックスの所在が分からないようなことを言っていたのかな…?と思うわけです。「ザックスの最期を知らない」んじゃないかな?って。

はい、無限ループ完成です(笑)

新しい恋?

無限ループは答えを出せていないので次の話題に行きますね。

「FF7」ではダブルヒロインという役割も担いクラウドに好意を抱いていくとされているエアリスですが、「CC」をプレイしたことで「FF7」でエアリスの気持ちがザックス以外の人物に傾いていくことに複雑な感情を抱いた人も多いと思います。

筆者もこのモヤモヤを抱きつつも「CC」での描写を持って「エアリスはザックスの最期を知っている」からこそ事実を受け入れて新たな気持ち(恋心)が生まれたこと、別の人へ好意を抱いていくことを納得出来ていた部分も大きいのです。

ちょっと嫌な言い方かもしれませんがもうこの世にいないと分かっているから(たとえ忘れられなくても)新しい恋に進めるみたいなところってあると思うんですよね。

FFシリーズでいうと「FF12」のアーシェのバルフレアへの気持ちなんかがまさにわかりやすい例で(ラスラが生きていたら常識範疇的にありえない話なので)そういう展開ももちろんありだと思ってます。

しかしここに新たな感情が生まれるんです。

もし「エアリスはザックスの最期を知らない」としても、「FF7」の描写一つない温度感が掴めない2人の関係からすれば「行方不明になって心配」とはいえ5年も経てば次の恋に行くんじゃない?とエアリスのクラウドへ移り変わっていく好意を理解することが出来ます。

しかし「CC」を通過してきているはずのザックスと恋人レベルの親密な関係を築いていたはずの「FF7R」のエアリスがザックスの最期を知らず「どこかで生きているかも。」と思っているのなら5年経ってもザックスを「待ってる」のではないかと筆者は思ってしまうのです。

リアルに考えたら5年は流石に待てないでしょう!という人もいるでしょうし、ゲーム(架空物語)だから5年経っても待っているでしょう(待っていて欲しい)!という人もいるはずです。この辺は個人の価値観や願望も含まれた話なのでそこに言及したわけではありません。

ただどうしても(その時にそんな意図はなかったのだとしても)「CC」でのザックスとエアリスの関係性や5年前に最後に交わした言葉「会いに行く」「待ってる」が筆者の頭から離れないのです。

ピンクの服も、壊れたワゴンも、外に行くことも、「会いに行く」と約束してくれたザックスをエアリスは今も「待ってる」んじゃないかって…思っちゃうんですよね…。

「ザックスの最期を知っていて」(知ってから数か月なので)まだ引きずりつつ吹っ切ろうとしているのか、「ザックスの最期を知らなくて」5年経っても忘れられずに待っている自分を諦めさせようとしているのか、エアリスの「前 見なくちゃね」の一言だけでも真逆(どちらともとれる)の解釈が出来て興味深くもあり、自分以外の人々はどう捉えているのか気になってしょうがなくなってしまいました。

そして9,000字に及ぶ記事をこうやって書いたわけです(笑)

もう一つの仮説・・・ザックス生存説

最期にもう一つ、第三のルートを見つけてしまいました。

「エアリスはザックスの最期を知らない」とした場合、星に帰るザックスがエアリスに会いに来ていないのはおかしいとすると「会いに来ていない」= 「ザックスは星に帰っていないのでは?」すなわち、「ザックスは生きているのでは?」と考えることも出来るのではないでしょうか?

筆者はこれまで生み出された数々のストーリー(派生作品)が歪曲されるレベルの展開は望んではんではいませんが、これも否定要素はないと思います。

まぁあくまでそんな展開もアリじゃない?って閃いちゃったってだけの話で、リメイク版のザックス生存世界線の可能性とは全く関係性はありません。

★参考記事:エアリスが通過してきた運命ポイント(まとめ)(↓)

最後に…

こんなことわざわざ書く必要もないとは思うのですが、一応。「FF7」が大好きな方が見てくださっている前提で一言。今回の考察(この記事)の内容に関してはあくまでも個人的視点のお話です。

筆者の解釈の内容に関してどう受け取ってもらっても構いませんが、筆者はカップリングを決めたり(断言したり)するという意図、目的は一切ありません。

特に今回「ザックスとエアリスの関係」にプラスの観点で楽しく見て(読んで)もらえるのであれば、とても嬉しい話です。しかしあえて書くとすれば「だからエアリスはクラウドとはくっつかない」など違う方角への解釈や押し付けの意図はこれっぽっちもありません。

筆者はカップリングについてはストーリーに不整合がなければどちらでも(なんでも)良いと思っています。オリジナル版のカップリングについては受け取った人が好きに解釈すべき、そうなるように描かれていると思っています。公式的なルートと個人の好みは別ですし好きな組み合わせで個人個人が好きなように考察なり、SSなり、イラストなり様々なコンテンツで楽しめれば最高ではないかと思ってます。

カップリング論争については「FF7」における永遠のテーマだと思いますがそこは結構気を遣う部分でもあるのであえて記載しておきます。

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