【感想&レビュー】「FINAL FANTASY VII REMAKE」~23年の時を経て生まれた神作のリメイク版はさらに世界を圧倒する~(※ネタバレ少しあり)

【感想&レビュー】「FINAL FANTASY VII REMAKE」~23年の時を経て生まれた神作のリメイク版はさらに世界を圧倒する~(※ネタバレ少しあり)

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クリア後感想/システム面

難易度

難易度は3段階(CLASSIC/EASY/NORMAL)、クリア後にHARDが解放と充実しているといえます。

筆者は戦闘に不安があったため(リアルタイムアクションが得意ではないので)EASYでやりましたが、十分噛み応えがありました。ヘルハウスにボコボコにされたくらいですから。

序盤は戦い方を間違えるとボスよりも怖い雑魚がいたりして未知の相手とのバトルが始まる度、その辺の道端でも(その辺の道端の方が)ヒヤヒヤものでした。雑魚の方が組み合わせのループに入りやすく、うっとおしさが倍増したり(ホウルイーターのかみつき、プアゾキュートのあわ地獄)、空中兵の距離取り戦法も嫌でしたね。

ただ回復アイテム系は買う必要がないくらいダンジョンで手に入ります。分かりやすく休憩場所(HP/MP全回復)も適度に設置してありますし、HPの減りを意識していれば難易度EASYでバトルで行き詰ったり、全滅するってことはないと思います。

道すがら「コルネオ・コロッセオ」と「VRバトル」の対戦系イベントは全てやりましたが、レベルを上げることを目的にダンジョンをうろつくような場面はなかったです(それでレベル38までいきました)。レベルは結構あっという間に上がる印象かつ、最大が50なのでカンストも割とすぐかと。

もちろんこの辺の歯ごたえがほしいなら難易度をアップすることで解消されるでしょう。

バトルシステム

バトルにおいてはシンプルかつ爽快感があり、最後まで飽きることがありませんでした。

コマンドバトル方式ですが、アクション要素も高めでバサバサ感があるため、剣で押し通す脳筋ゴリラもよし、ATBゲージ(魔法、アビリティ、アイテムを使用するコマンド)を貯めて発動させる魔法との掛け合わせや、アビリティ技との連続攻撃などスピード感のあるスタイリッシュな戦闘も可能です。

各キャラに戦闘個性があり、得意/苦手な戦い方があるためキャラチェンジを駆使するのも楽しいです。

序盤はアイテムすらATBゲージが必要なことに疑問を抱いていたのですが、むしろATBゲージのことまで考えてキャラチェンジやゲージの温存をする(コントロールする)必要性があり、この辺のマネジメントも楽しむ要素であるかと。バトルで行き詰らなかったことを考えるとゲームバランスは取れていると思います。

固有アビリティ

各キャラ、各武器に1つある「必殺技」(固有アビリティ)。

クラウドの書き順のおかしい【凶切り】や、ティファの【秘儀開放】の蓄積などなど、技名ひとつひとつに蘇る懐かしさも去ることながら、アクション(モーション)がカッコ良い!

リアルになったグラフィックの恩恵といえばそこまでですが、こういう場面でも「FF7」を再現されているという嬉しさがひとしおの要素です。

マテリア

おなじくマテリアの考え方も「FF7」のままで、武器/防具への装着、マテリア自体もシンプルでやりたいことがわかりやすいです。もちろんチュートリアルもあるので初見者も心配ありません。

そしてバトルにおいてマテリアの装着が重要度を持っている(魔法発動など)ため、着脱を熟考する様は、”あの頃”となんら変わりません。難しいという意味ではなく、自分の戦い方に沿ってマテリアを検討するのが悩ましくも楽しいです。

ちなみに新しいマテリアもあるので、悩みは更に増すかも?「FF7」にあって今作に(まだ)出てきていないマテリアもたくさんあります。次作以降のお楽しみでしょうか。

武器強化

バトル、サブクエストなどで経験値を稼ぎ、レベルアップすることでゲットできるSPによって、武器を強化することが出来ます。

強化も物理、魔法、ステータスなど自分で好きなように選んで成長させることが可能(AUTOも可能)で、武器によってチャートも異なります。武器の成長度合いでマテリアを装着する穴が増えるなど、積極的にSPを貯めたくなる仕組みです。

武器の見た目

武器自体に対しての残念な点があって…それは武器のデザインがどれも個人的に好みじゃなかったこと(特にクラウドの剣)。

バスターソードでずっと行きたいけど、性能や熟練度でどうしても切り替えざるを得ず、バスターソード以外の剣はどれもなんか見た目だけでいうとイマイチといいますか…ぶっちゃけダサいな。と思ってしまいました。同じ気持ちの人いないでしょうか?ツインスティンガーとか裁ちバサミかよと思ったんですが(笑)

あと、バレットは遠距離攻撃が売りのはずなのに近距離攻撃になってしまう武器がいくつかあって、パーティーが近距離メンバーだらけになる(遠距離攻撃できない)タイミングが出てしまったり。

武器の熟練度を上げるために使うしかないことを考えると、バレットの戦闘スタイルの魅力が武器で半減するのはもったいないなぁ…と思いました。

ロード時間

今作のグラフィック力を持ってすれば合間に入るロードの回数待ち時間の少なさは褒められるレベルであると言えます。

敢えてマイナスポイントとしてあげるならセーブだけはやや気になる程度に時間がかかったかなと。ただ筆者は心配性ゆえ、どんだけ?ってくらいセーブを繰り返していたので気になっただけです。バグもほぼありませんし(ダクトバグは解消済み)、オートセーブもあるのでセーブを頻繁に行わなければかかる時間は気になりません。

同じく終盤の便利機能としてチョコボで各チェックポイントへ瞬間移動(ショートカット)が可能ですが、このチョコボ移動を使い倒そうとすると都度入るムービー+ロードがやや気になるかもしれません。まぁ足で歩いて移動するよりは格段に速いので、こちらも文句をいうほどのものではありません。

上記2点以外のロードが早い(早すぎる)ために気が立っているだけです。取り上げるほどでもないですし、ロードについては不満というほどのことはありませんでした。

次ページ:グラフィックの感想

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