【ネタバレあり】Tales of ARISE(テイルズ オブ アライズ )/ストーリーの感想(愚痴多め)

ここでは「Tales of ARISE(テイルズ オブ アライズ )」のストーリーについての感想を書いていきます。

ネタバレ大(ネタバレしかない)ため、未プレイの方は閲覧にご注意ください。本作はネタバレ的な要素があることと、それを先に知ってしまうと面白さが半減します。

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テーマ

以下個人的な解釈で感想を書き連ねています。特に後半は引っかかった部分(愚痴)もあるため、本作を称賛されている方は不快になると思います。ご注意を!(逆に少しでもモヤっとしたものがある方は同じような感想なのか読んでもらえると嬉しいです)

作中ではOPが変わるタイミングがあり、そこを境にした2部構成になっています(なっていると思いました)。

そしてそれぞれにテーマがある/展開(主軸)が変わっているように感じました。

1部:世界の広さと種族の違い/隔たり

まず初めに語られるのはレナ人とダナ人、”種族の違いが生み出した格差における様々な問題(課題)や視点”。

それらにおける「理想」や「共存」という聞こえはいいものの、一筋縄ではいかない世界の広さ、一個人の志向の違いで見え方、考え方が変わるストーリー展開は王道的な印象が強いものの挙げられたテーマに対して上手く調理されていたと思います。

本作の種族間の隔たり、歩み寄りにおいて「(結局は)個人」という答えの伝え方として、流れに無駄はなく、国単位で描かれる出来事で違った視点(複数の視点)を感じることが出来たし、それぞれに納得できるものでした。

特に”理想郷”的な国(ヴィスキント)がそこまでの国と比較として「良く」見える反面…違った種類の負の要素を抱えている(そこが爆発するエピソード)というのが実に分かりやすかったなと。

(訪問時の)種族間の関係性上、支配者(領主)を排除しただけでどうにかなるわけじゃない(リーダーを変えるだけでは意味がない/個人で出来る領域外)、というのもリアルに描かれており、綺麗ごとで済まされないところを済まされないままに描いたのは良かったと思います(無理にハッピーエンドにされると大分違和感がある)。

ふたつを繋ぐもの

物語における第一印象である「アルフェン自身の秘密(仮面の謎)」…(痛覚がない、記憶がない)については両方のテーマ(1部・2部)を繋ぐアクセント的な印象で、少しずつ紐解かれていく展開(仮面→片仮面→仮面なし)はワクワクしたし、先が気になり惹きつけられるものがありました。

ただ橋渡し的な役目=謎が解けるのが思ったより早かったなと。

よくよく聞いてみると(知ろうとすると)このアルフェンの設定が一番中身がなく(笑)、仮面の原理がわからない/300年の必要性(理由)が語られていないなど、プレイを終えて思ったのは都合よく準備されたモノ感が否めなかったなと(期間を大きく設けることで、分からない、多分がまかり通る)。炎の剣、仮面取れても使えるんじゃん…。

2部:シオンの荊の秘密/レナ人の真実

1部で迎える山場において、まぁここでうまくは行かないよね(終わらないよね)というのは容易に想像できていましたが、そこまでの流れ、2部に繋がる演出は完璧!

テュオハリムの「始まったのだ」というセリフ、絢香の歌う「Hello,Again~昔からある場所~」がかかるタイミングが鳥肌もので、めちゃくちゃテンションが上がりました(EDの「Blue Moon」も素晴らしい曲!)。

と、ここまで読んでお気づきだと思いますが、クリアして感じたのは”ここが”=1部が(2部に入るまでが)ピークだったな…ということ(笑)正直後半(2部)は右肩下がりでした。

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後半あれこれ思ったこと

引っ張りすぎでは?

そもそも”シオンの秘密”に対してフラグ立てすぎというか、意識させすぎ、そして引っぱりすぎ感はあって、その匂わせまくった末の真相がインパクト、タイミング含めバシッと決まった!って感があんまりなかったのが残念でしたね。

待たされた分だけ期待し過ぎていたのかもしれませんが「あぁそれで…?終わり?」みたいな肩透かし感がありました。なんかそのさらに先があるレベルの匂わせだったからさ…。

1部において一致していたはずの目的(国/奴隷の解放)が、2部で”シオンの荊”側に大きく傾くことによって、パーティ内の「運命共同体」的な連帯感は薄くなっており、参加詐欺じゃん、巻き込み事故案件じゃん的な気持ちになってしまいました。

これによって後半に向けて(全員の)気分が高まっていくという感じじゃなかったなぁと。

情報の多さ、難しくないか?

さらに”シオンの荊”の秘密が明かされてみると(レナに行く~)、やたらと説明が増えどんどん情報が溢れていきます。

基本的にプレイヤーが初めて聞くことに対する訳の分からなさ(素朴な疑問)は同じ温度感で誰かの横槍が入り、そこに他のメンバーが返答することで何とか理解出来るという感じなんですが、いかんせん情報量が多くて追いつかない。

作品単位の架空世界の作り込まれたものであるからこそ、1から説明&理解が必要で、結果的に基礎基盤、理解力を試されるような…勉強なんかと同じように怒涛の詰め込みに一つ躓けばもう終わり!レベルのややこしさを感じました。

気持ち的にも終盤に向けて軽い気持ちで楽しめない(知識を詰め込むという)イヤな緊迫感があって、バッサリと切り捨てたり、理解するのをあきらめるという選択肢ももはやアリかも…と。というかその方がこういう感想を抱かずに素直にゲームシステムだけを楽しめたのかもと思っちゃいました(笑)

終盤に向けての盛り上がり

(制作側が)盛り上げたいところで盛り上がってない感が(演出含め)否めませんでした。

ストーリーをなぞる中で、あの時のあれ!とか、だからこうなのか!と点が線になる感覚はなく(少なく)、説明をてんこ盛りやってくる割には繋がりにおける壮大さを感じることが出来なかったなぁと。

引き合いにだして悪いんですが、ヒロインの運命(本人の覚悟)、時空を超えた出会い、という大きな要素に関して某「FF」を思い出したり(人生の神ゲー)。”運命を乗り越える、乗り越えたいと思うみなぎってくる熱い想い”、”世界を変える原理”、”主人公の存在の重要性”みたいなものが明確にリンクしているストーリとは言い難く、要素がうまく絡み合っていなかったなと、物足りないなと。

なぜ種族はその血を残していかなければいけなかったのか?300年という期間における会話がほぼなく、ここに来るまでに何世代と引き継いできたもの(運命の詳細)をなぜシオンは知らないのだろうか?ずっと荊を引き継いでいく必要性やその原理(人工的に無理に進めなければ血縁の継続は無理では?)とか、あんまり考えない方が良いことが気になったりもしました。せめてシオンの両親くらいまでは語って欲しかった。

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ラストのモヤモヤが半端ないんだが…?

ラストがなぁ…。

まずもって「あれ?これが正解なんだっけ?」という感想、ラスト感がない。

描かれ方として”逃げられた”という解釈になる以上はすっきりとは出来ない気持ちがあります。ヴォルラーンは結局どうなったのでしょうか?ハッピーエンドと片付けていいのでしょうか?

今作に限らずよく見受けられる表現ではありますが、追い詰められてからの長いやり取りや間。急いでるんじゃないの?話してる暇なくない?とつっこみたくなるし(笑)、今作に関して言えば、最後の場面でそんなことをしている場合じゃなかっただろ?だからこうなったんじゃん!と思ってしまいました。

アルフェンを清廉潔白な状態にするためなのか、殺めないことで何かを伝えたかったのか、信念を曲げなかったという美談臭が正直ちょっと押しつけがましくてむずがゆかったり。

確かに「赦し合うことが強さだ」とは思うが、彼に言うことだったか?彼と赦し合う必要があったか?

なぜ追い詰めた状態で赦しを与え(説教して)、逃げられたくせに、「シオンのいない世界なんて~」だよ。とか思いましたもん(笑)そんなのシオンを助けてからでよかったくない?ヴォルラーンが共存できない、分かり合えない、更生しそうもないのははじめっから分かっていたことだし、終わらせてあげることこそが綺麗な納得のいく終わりかただったのでは?

そもそも彼に対して大した描き込みもなく(バックボーンとか)、何かに苦悩していたり、同情したりといった、生まれ変わらせてあげたい要素はどこにもなかったし、最後の最後だけアルフェンの声が届くような伏線もなかったはずです(届いても変だし)。

あの状況下でアルフェンが取った行動がその後に繋がる展開含め一番解せない(レナス=アルマ取り返して終わりでよかったじゃん…)。

ラストに限らず、綺麗ごと感が否めない「自分じゃない(主要メンバーじゃない)誰かが始末してくれればいい(手を下さないがいなくなる)」という片付け方(リンウェルVSアウメドラのところとか)は作中いくつか見受けられましたが個人的にはいまいちに感じました。

挙句絶望的な状況に焦りもせず、結局行き当たりばったりな都合の良いひらめきで片付けた元気玉ラストは個人的にはちょっとどうなんだ…。と。ここまで一貫してレナス=アルマを追っていたのだから、その処置はもっとはっきりすべきだったのでは?

レナス=アルマと精霊についての共通性(関係性)において、画が豊かになる方をラストに選んだのでしょうが、そこを生み出すために作られた流れに結果的にモヤっとしてしまいました(私の理解力のなさ?)。

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さいごに

批判(愚痴)的な意見が長くなってしまうのは(感情で書くので)常で今回もそうなってしまいましたが(自覚はある)、ラストのことだけですべてを無(低評価)にするというのは違っていて、全体的には結構満足していたりもします(ストーリー以外の感想)。

ストーリー面は特に色々な意見があると思いますし、気になっている人には手に取って遊んでいただきたい&おすすめはしますね(感想語らいたい)!この記事では説得力ないですけどね…(笑)

Tales of Arise™ & ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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