【完全ネタバレ】ワールドエンド・シンドローム/真相編の考察、気になったこととか続編とか。

「ワールドエンド・シンドローム」の感想を書いたので、次は真相編や個別ルートのラスト演出など、クリアしたうえでの考察を行っていきます。

個人の考察のため、参考程度に…。

ネタバレ満載で考察を行っています。
未プレイの方、クリアしていない方は閲覧には十分ご注意ください。

本編のネタバレなし感想はこちら▼

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前提:序章のWORSTENDで語られること

一番初めに強制的に見ることになるWORSTENDと呼ばれるバットエンド。

ミス研のメンバーを増やした(山城先生が声をかけた)ことによる、「女子学生行方不明事件」の被害者の増加がWORSTENDの引き金であり、それを回避することが本編発動のキーとなっていました。

WORSTEND内では、物語に関わる謎が提示され本編に対する伏線の数々(本編で紐解いていくこと)が語られています。

・映画撮影の中止/神代社長の隠し子問題…花子ルート

・神代家の相続問題/兄弟不仲…沙也ルート

・壬生のスキャンダル…舞美ルート

・雪乃からのメール=女子学生行方不明事件の犯人…雪乃ルート

・黄泉人伝説の謎…末海ルート

これらに関わらない(問題を解決できない)=WORSTENDということ。

本編各ルートでも女の子たちの好感度が満たないとそれぞれの抱える問題が解決できない(真相にたどり着けない、紐解けない)ため、WORSTENDに導かれることになります。

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強制終了/アンハッピーエンドの定義

本作は、「女子学生行方不明事件」「黄泉人による黄泉落ち」という2つの要素と3人の人物(犯行)によって物語が複雑に感じるような流れになっています。そしてそれらをひとつずつ紐解いていくことで、そこまでの伏線、単体で見るとよく分からなかったこと(特に各ルートのエンド描写)が繋がります。

先に答えを提示します。

「女子学生行方不明事件」の犯人…壬生
”8月31日”の「黄泉落ち」…雪乃
”9月某日”の「黄泉落ち」…山城先生

壬生については本編で語られている通りですね。

さらに「黄泉落ち」において山城先生と雪乃は「黄泉人」としての存在や条件は同じため、あえて2人に違いを生み出すとすれば、「黄泉落ち」のタイミングだと考えられます。

その点に着目すると、「黄泉落ち」だと思われることが語られているタイミングは”8月31日””9月某日”

それぞれに振り分けた、導かれた点を以下の個別ルートをもとにまとめました。

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犯人は誰だったのか?

序章のラスト/WORSTEND

”8月31日”雪乃からメールを受け取り、その後別荘に戻って来た際の惨劇。

この場面においては2人の犯人がいます。

まず雪乃が追っていたのは「女子学生行方不明事件」であり、「その犯人が分かった」ということを主人公に伝えようとしている=舞美と雪乃をやったのは犯人であることがバレた壬生

さらに未海が別荘を訪れ、「そこにいるのね」と、黄泉人の存在を示唆している。このことから、主人公を襲ったのは黄泉人であり、「黄泉落ち」した、山城先生or雪乃だと考えられる。

余談:未海の鷹目の能力は覚醒していたのか…?

主人公が最後に見た、”見覚えのある顔、髪を振りみだし”ではまだどちらともいえる(髪を振りみだし=主人公を襲ったのは壬生でないことは確証が持てる)。

その場に居合わせていることが分かっているのは雪乃だが、壬生にやられて「もう助からないだろう」と主人公は言っている。瀕死の雪乃ではないとすれば山城先生?

ただ、「黄泉人/黄泉落ち」=(そもそも)人ならざるものと考えれば、生死の状態はもはや関係がないともいえる。(これはむしろミスリード?)「大鷲」に始末されていない以上、雪乃でもおかしくはないが…。

結論から言うとこの場面は雪乃

山城先生の「黄泉落ち」は舞美ルートで語られる”9月某日”だと考え、9月に入ってからだとすれば、”8月31日”のこの場面の「黄泉落ち」は雪乃だと考えられる(詳細は後述)。

雪乃が黄泉人とわかっていない時点でのミスリードを狙っているのであろう。と、真相まで見た後だと解釈できる(これは山城先生だとしても言えることではあるが…)。

物語における存在感や立ち位置、インパクトを考えれば、何も解決することなく迎える最悪の終末(WORSTEND)は姉である雪乃にやられてしまうことだろう。ってメタ的に答えを出すのは反則?(笑)

沙也ルートのラスト

”8月31日”に別荘で舞美の誕生日パーティが行われた中での惨劇。

「被害者はいずれも高校生」と語られており、(もう街を去っているとも考えられるが)居住している雪乃がいないのが引っかかる。

現場にて、???(竜崎)が「鷹目無き今」と言っているということは未海も被害にあっており、ミス研メンバーでの誕生日パーティであると想定すれば、山城先生絡みでミス研を良く思っていない壬生の犯行であるとも考えられる。

しかし、わざわざパーティーをやっている最中に、1人でのこのこ出向いて複数人を襲撃するだろうか?

彼のここまでの(卑怯な)やり方を考えれば、あえて人の集まるパーティを狙う必要も、そこで暴れ狂う伏線もない。そもそも壬生に一度に複数人(2人以上)の相手をする力があるのだろうか?(腕力自慢じゃあるまいし、数で負けるのでは?)。

これは生身の人間よりも、黄泉人による「黄泉落ち」の暴走である方が納得がいく。

そこで「黄泉落ち」した雪乃か山城先生に絞られるが、結論は雪乃

こちらも舞美ルートにおける山城先生の「黄泉落ち」が”9月に入ってから”である点を重視し、”8月31日”というはっきり予測できる(他とも繋がる)ズレのない日付からしても雪乃の犯行であると考えられる。

厳密にいえば”8月31日”という日付は出ていないが、舞美の誕生日=”8月31日”という伏線からしても、”舞美の誕生日パーティ”というワードを出す以上は、”8月31日”に導かれるのが普通だろう。

余談:では壬生の犯行やエンドはどれだろう?

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舞美ルートのラスト

舞美ルートのラストでは、状況等明かされず”9月某日”に大量虐〇が起きたことが語られる。

「女性がひとり、失踪中」=犯人であるとして、男性である壬生の犯行ではない。

それ以上に、語られている状況やワードから連想されるのは「黄泉落ち」による暴走であり、黄泉人である者の犯行である。WORSTENDで最後に聞こえたものと同じような、荒い息遣いが流れる点も、黄泉人の「黄泉落ち」に繋がる。

ここで「黄泉落ち」した雪乃か山城先生に絞られるが、結論は山城先生

雪乃の滞在期間はひと夏限定であり(その点は強調されており)、雪乃が魅果町にいる期間は8月を節目にしている

要するに、雪乃の存在と「黄泉落ち」は、”8月31日”がリミットでありトリガーではないかと。

事実、舞美ルートにおいては、”8月31日”を前に雪乃は魅果町を去っている(「黄泉落ち」する前に町を去っている)。その描写があえてあるということになる。

そして本件の、”9月某日”という”9月になってから””8月ではない”ということを匂わせる点がより一層、”8月31日(8月)”に「黄泉落ち」する人物との違いを生んでいる、際立たせているように感じる。

それらを整理することによって、”9月某日(9月になってから)”のこの犯行が山城先生の「黄泉落ち」によるものとするとしっくりくる。同時に”8月31日”の「黄泉落ち」が雪乃であるということにも確証が持てる。ここまでの各ルートのラストとの相違、違和感はない…はず。

雪乃だけルートによって町を去る日がバラバラ、かつそれがはっきりと描かれているのは「黄泉落ち」の有無、発動タイミングに対する(物語上の)コントロールなのではないか。と、これもメタ的視点(笑)

他に考えられるとすれば「大鷲」の存在だが、大鷲が無差別に行動を起こすトリガーはない。真相にたどり着くとなおのことその理由もないため、舞美ルートでの「大鷲」の出現と襲撃を描くことによるミスリードと思われる。

真相編における確証

真相編において雪乃を成仏させるミス研のお別れ会が行われるのは、8月30日。

”8月31日”に雪乃が「黄泉落ち」するとして、お別れ会の時点(8月30日)では彼女が「黄泉落ち」していない、8月30日に黄泉落ちの前に還すことも整合性が取れている。

さらに未海の言う「黄泉落ち」が近いから具合が悪いというのも、翌日の”8月31日”に「黄泉落ち」する(物語的な設定)ということを匂わせていると考えていいだろう。

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以下の2人については惨劇が描かれているわけではないが、ハッピーエンドではないことは結論付けることが出来る。

花子ルート

花子/ニカレイルートについては町の謎(伝承の謎)に近づく展開ではないため、ラストも惨劇を匂わせたものではない。

しいてハッピーエンドではないとして整理すれば、壬生の行動は映画撮影が中止になったことで収まるかもしれないが、山城先生がいる以上、彼女が「黄泉落ち」するまでは何をしでかすかはわからない。

壬生が何もしなかったとしても黄泉人の2人が残っているため、どちらかの「黄泉落ち」によって惨劇は起こることになる。雪乃が町を去った描写がないため(おそらく)8月31日、WORSTENDと同じ展開を迎えるだろう。

すべての可能性があるアンハッピーエンド(個別に見ている分にはそうは思わないけど…)。

雪乃ルートとラスト

雪乃ルートでは「女子学生行方不明事件」の犯人が壬生であることが明かされ、彼の逮捕により以後の壬生の犯行は食い止められる。

雪乃は事件を解決したことにより”8月31日”を待たずに(8月27日)町を去るため「黄泉落ち」はしない。「黄泉落ち」の前に町を離れたことによって、雪乃による惨劇が起こることはない。

しかしもう一人の黄泉人、山城先生が残っているため、舞美ルート同様の”9月某日”の惨劇が生まれてしまうだろう。

さらに言えば、今年は「黄泉落ち」の前に町を離れ消滅した雪乃も、来年また黄泉人として「黄泉落ち」のリスクを抱え再び主人公の前に現れる可能性を残している。

結局「黄泉人伝説」については何も解決してはいないため気分のいいものではない…。

次ページ:そのほかに気になる要素

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