【FF7R考察】エアリスが未来を知っているのはなぜなのか?/未来予知能力説やループ説を否定する根拠

【FF7R考察】エアリスが未来を知っているのはなぜなのか?/未来予知能力説やループ説を否定する根拠

目次

エアリスは未来を知っている

②:エアリスループ説/2周目説

都合の良さ

先のふたつの解釈に対して考察を進めるために「情報を保持してループしている」けど…「その情報が不明瞭だから」だとしましょう。

ではなぜ「持ち合わせている情報が不明瞭なのか?」ということに納得出来る要素が「FF7R」の中にあるか?と言うおはなし。

理由付けはせず「FF7R」(の現時点)ではまだ語られていない。などで済ませることも出来ますが、それにしても1周目(オリジナル版)から持ってきている情報と、持ってこれていない情報が、2周目(リメイク版)の物語/世界線に対してあまりにも”都合良く”コントロールし過ぎ/され過ぎでは?と感じてしまうのは筆者だけではないはずです。

完全否定が出来る程の要素ではないのかもしれませんが、この考えを押し通そうとしてもやっぱりどこかスッキリしない仮説だと思わざるを得ません。

ライフストリームとの関連性

エアリス自身が周回を認識できているのだとすればその情報の取得先(要因)はライフストリームくらいしか思いつきません。

しかし遡って①で考察したようにエアリスとライフストリームとの繋がりはオリジナル版から変わっていない/同様の扱いです。

「ライフストリームで情報を得てきた=(ループしている)と認識出来ている」のに、いざ2周目に来てみたら「声を聞くことが出来ない」と…。そういうものだと言われればそこまでですが、「変じゃない?」とは言いたくなります。

混乱させられた一言

それじゃあもうだらだら書かずに「予知じゃありませんっ!」「ループじゃありませんっ!」で片づければ良いじゃないか!ってなりますよね。筆者もそう思います(笑)

ただなぜここまで考察を続けたのかというと、意味ありげな発言をするキャラクターたちに翻弄させられて突き詰めずにはいられなかったから。

筆者が一番引っかかっているのは神羅ビルでエアリスを救出し彼女が幼少期に過ごした部屋でのやり取りで、エアリスが発した「フィーラーが触れるたび わたしのカケラが 落ちて行く」という言葉がずっと気になっています。

この言葉を聞いた際に前後のやり取りを含めて、カケラ=エアリスが持っている情報としてエアリスが持っている(手に入れている)情報がフィーラーに奪われているというようなニュアンスに筆者は受け取ったんですね。

このエアリスの言葉によって、エアリスは未来の情報を持っている(手に入れている)、そしてそれがフィーラーのせいで曖昧になっていたのでは?と解釈したことで「未来予知説」や「ループ説」をここまで突き詰めてきました。

しかしこの仮説であれば、なぜエアリスが持っている情報がフィーラーが触れるたびに落ちて行くと理解出来ているのか?という話にもなります。

「持っていた情報がフィーラーが触ったから落ちた(無くなった)。」と奪われた本人が分かっていないとこのような発言は出来ませんよね?それって無くなった情報を今も覚えている(把握できている)ってことになりますよね?それならば別にフィーラーに触れられようが情報が落ちようが/奪われようが関係ないよな…。って。

もしも「フィーラーに情報を落とされちゃう/持っていかれちゃう!」と危機感を感じるのであればどの時点でもいいからなるだけ早く多くの人に持っている情報を開示すべきだとも思うんですよね。

このエアリスのいうカケラがなんのことを指しているのかは未だに分かりませんが、今回のここまでの考察(カケラ=未来の情報としての考え)では行き詰まり、これをもって筆者の中では「未来予知説」や「ループ説」を否定できない要素が排除されました。

未来予知にしてもループにしてもどうしても腑に落ちなかった点

ここまで長々と書いてきましたがどれよりも「やっぱり変だ、違う!」と確証を持った点があります。

それは「エアリスが自分の意思や能力を駆使して未来が自由に見えている(手に入れている)」のであればフィーラーの存在が無意味なものになってしまうということ。

「FF7R」のラストでフィーラーを倒した?訳ですが「エアリスが未来の情報を明確に保持している」とした場合、以後の未来を干渉するもの=フィーラーがいなくれば未来はエアリスの情報で意のままに動かすことが出来てしまうということになりませんか?

その新たな展開を生み出すためにリメイク版でわざわざフィーラーが生み出された、そして倒されたとは正直思えないのです。

フィーラーを倒した後の未来がいくら白紙とはいえ1周目も2周目も目的はセフィロスを倒す(追う)ことです。だとすれば「エアリスが持っている情報が使える」ということであって…それってリメイク版の今後は(ただの)未来改変物語になってしまいませんか?

エアリスが未来の情報を持ってる(いつでも手に入れることが出来る)+介入してくるものがいなくなった=今のうちにホーリー唱えておこう。北の大空洞にセフィロスがいるから倒しちゃおう。で「FF7R」の物語は終わりです。そんなつまんない話ってないよ!ってなもんです。

消去法で導き出した結論

以上の考察(消去法)によって筆者が導き出した結論は以下です。

・他者からの未来の情報の取得(共有)

・物語の中でループしている(2周目だ)と気づいた(ただしその事実のみ)

都合の良い場面と情報の曖昧さから他者からの情報だと考え、その他者とは【フィーラー】であると結論付けました。フィーラーが運命という名の断片的な(未来の)場面を保持していることが分かっているからです。

エアリスはフィーラーのもつ運命の場面(未来)を見せられた、または読み取ったことによって未来に対してその情報(だけ)を持っていると思われます。=断片的な知識(情報)のため確証を持った動きや発言をしなかった、出来なかったという点もおさえられます。

エアリスの視点で言うとフィーラーから見せられた(読み取った)場面をなぞるように進行していることに気づき、その積み重ねによってループしている(別世界線/2周目である)ことも理解したのではないかな?と結論付けました。

ただしそのことに気づいたからと言ってエアリス自身が情報を増やしていくわけではないので「未来は白紙」という発言だと思っています(フィーラーがいなくなる=情報の取得先もない)。

★未来について知っているのはフィーラーの影響ではないか?という記事(↓)

★仮説を「七番街プレート支柱攻防戦」で確認してみました(↓)

まとめ

正直なところ正解/不正解はもはやどうでもよくて(笑)、ここまで考えを広げてみましたよ!という紹介になります。

考察は現時点で答えがないから(分からない)から楽しくてしょうがないですね。間違ってても大恥かきようがないし(笑)ご意見、ご感想ありましたらぜひ筆者と一緒に語らってくださいませ。

記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。

[FINAL FANTASY VII]
Copyright (C) 1997, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

[FINAL FANTASY VII REMAKE]
© 1997, 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA / ROBERTO FERRARI
LOGO ILLUSTRATION:©1997 YOSHITAKA AMANO

1 2

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Please Share
目次