【FF7R考察】エアリスが未来を知っているのはなぜなのか?/会話で感じた違和感の正体とは?

【FF7R考察】エアリスが未来を知っているのはなぜなのか?/会話で感じた違和感の正体とは?

「FF7R」において新たに生じた謎、そして疑問「エアリスが知っている未来とは何か?」ということを今回は考察してみました。

本記事はあくまでも個人の考察であり、正解や不正解にとらわれた話ではありません。
「FF7R」とそれに関連する派生作品のネタバレがあります!

閲覧の判断には十分ご注意ください!

目次

エアリスはなぜ未来を知っているのか?

今作幾度も引っかかったのは、エアリスが未来に対して”何かを知っている”ことを匂わせる描写が多いこと。

なぜ彼女は(彼女だけが)未来を知っているのか?という疑問を度々感じさせます。

フィーラーの存在

「彼女が未来を知っているのはなぜか?」という疑問に対して、筆者は【フィーラーの存在/フィーラーの力によるもの】が大きく関係していると考えています。

これは巷で噂されている、過去に体験している…ループ説、未来が見える能力がある…未来予知説、このどちらかに断言するにしては違和感を抱きます。

ループ説…持ち合わせている情報が薄っぺらく感じる

未来予知説…(物語として)都合の良いところだけ知っている/忘れてしまっている

これらによってエアリス自身の能力ではなく、見せられている、(見える部分を)コントロールされているという他者からの影響によるもの=フィーラーの介入という考えのほうががしっくりきました。

この推測に対して、エアリスとフィーラーが《同じ運命の【場面】を共有(保持)している》(チャプター18参照)こともまた確証が持てるポイントではないでしょうか。

あとは(嫌な言い方かもしれませんが)、オリジナル版である「FF7」にはなかった”エアリスが未来を知っている”という設定をリメイク版で生み出していることに対して理由というものが必要なら、これ以外の考え方でしっくりくるものがなかったからです。

「FF7」(の世界線での出来事)=”過去の知識”という意味合いでライフストリームから読み取ることが出来るのだとすれば、フィーラー自体がそもそもいらなくなりますよね?

★この解釈に至るまでの考察は別記事にて書きました(↓)

フィーラーが見せているとして?

エアリスが保持している未来の知識は全て断片的な場面だけだと思われます。チャプター18でフィーラーとの対峙中に出てきた不明瞭ないくつかの場面と同等のものと考えます。

それはエアリスが何かを知っているにしては、断言しなかったり(出来なかったり)、困惑していたり、口ごもる場面が多く印象に残ったから=情報が薄い(少ない)ゆえの応対なのかな?と思えたから。

以下この考察をする上で分かりやすい大前提として、エアリス=初心者(「FF7」の知識/記憶はない)として物語を進めてください。特に「FF7」経験者は、「FF7」と「FF7R」は別の世界の話であるとしてそのことを意識してください。

★リメイク版「FF7R」の別世界線設定については別の記事でまとめました(↓)

フィーラーの出現

フィーラーは後々の説明のとおり”星が生まれてからずっと”存在していますが、リメイク版の物語の中で目視で認識される(見える)ようになるのは、エアリスとクラウドが八番街で出会うシーンがスタート地点です。

エアリス自身もフィーラーを実体として認識するのはここが初めてです。

これはフィーラーに対して彼女が「これ なに?」と発言していることから分かります。

フィーラーの姿は見えていなくても、ここまでに幾度も運命から外れないように妨害を受けていた可能性はあります。

エアリスがフィーラーの存在を確認出来るようになったのはのちに語られますが、【フィーラーが見えるようになるのは人物同士の接触によるもの】とすると、セフィロス ⇒ エアリスと予測できます。

クラウドとエアリスが八番街で出会ったことにより「FF7R」の物語が、そしてセフィロスによって「星の運命」が大きく動き出したことを意味している、印象付けていると考えるのが良さそうです。

フィーラーとの接触

フィーラーの存在を認識したエアリスは時を同じくしてフィーラーが持つ知識=彼らが守ろうとしている【運命の場面】を見せられたのではないでしょうか(仮説)。

エアリスがクラウドを追ってきた神羅兵には一切見向きもせず(逆を向ている)=フィーラーと向き合っていたり(いるように見える)、この危機的状況下で「いっかい解散」「またね」と言うあたりに何かを悟ったように受け取れます。

【運命の場面】については、フィーラーの能力で「見せられた」またはエアリスの能力が「読み取った」のどちらかだと筆者は推測しています。

今回は便宜上、フィーラーが《運命に対する場面を持っていて、それを他者に見せる能力もある》ことが本編チャプター18内で分かっているので、「フィーラーの能力として運命の場面を見せられた」と仮定して話を進めます。

「フィーラーから見せられたとして、なぜエアリスだけ?」という点においては、エアリスの能力や特別な存在(セトラだから)という部分があると思っています。

以下「フィーラーに見せられた」と書いている部分は、「エアリスがフィーラーから読み取った」に置き換えても辻褄が合うはずです。

運命=オリジナル版

何度も言いますが、フィーラーが守ろうとしている《運命》を意味する【場面】とは、「FF7」で起きていたことです。しかしその(断片的な)【場面】を見ただけで「のちに起こるあのことだ!」と(おおよそ)分かるのは、同じく「FF7」をプレイしたことがある経験者だけです。

初心者はもちろんのこと、エアリスも「オリジナル版(過去)の場面だ!」「この場面見たことあるぞ!」とはなっていません(ないと考えて以下/次ページで考察しています)。

次ページ:二人の出会いの場面

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