【FF7R考察】おさらいと次作予想/「ニブルヘイムの壊滅」はどう描かれていくのか考えてみる

【FF7R考察】おさらいと次作予想/「ニブルヘイムの壊滅」はどう描かれていくのか考えてみる

目次

「ニブルヘイムの壊滅」について描かれている作品

「BC」と「CC」について/「BC」では…

タークス来てたの?

オリジナル版「FF7」ならびに派生作品「CC」でも一切映し出されていない「ニブルヘイムの壊滅」における「タークス」の関わりについて。

「BC」が「タークス」視点の物語であり、そこで「ニブルヘイムの壊滅」が取り上げられているということは…皆さんご察しの通り、騒動に「タークス」も絡んでいた(接点があった)というおはなし。

壊滅騒動前後に「タークス(ツォン+プレイヤーが選択した操作キャラ)」もニブルヘイムに来ていたことや、それにより主要メンバー(ザックス、クラウド、ティファなど)との絡みがあったこと、すなわち「ニブルヘイムの壊滅」において(ある程度の)情報を「タークス」が保持していることが「BC」で映し出されています。

壊滅した村の後始末のためにレノやルードが来ていたことも明かされます。

この点について(筆者を含め)「BC」未プレイの人は「FF7」や「CC」とは違う新たな視点(エピソード)を楽しむということ以前に「そもそも「タークス」ってニブルヘイムに来てたんだ…あの時いたんだ…実際は色々知ってたんだ…」という衝撃を受けるのではないでしょうか?

「タークス」のメンバーそれぞれも例に漏れず騒動に対して部分的な関わりであるため、自分に与えられた任務や対応をしたに過ぎません。仕事だし詳細は知らないし(取った行動に対して)仕方ないよねと思う気持ちもあります。

タークス知ってたの?

しかし”ツォンとプレイヤーが選んだ操作キャラ”については少し違う印象を抱きます。

宝条博士や当時の「タークス」の主任・ヴェルドの指示が影響力を持っていて反発出来なかったとはいえ以下の描写にめちゃくちゃモヤモヤします。

ザックスやクラウド(生存した町の住人)が神羅屋敷に運ばれ、宝条の実験台にされることを知っていたこと。

それらを目の前で見ていた、聞いていたこと。

「屋敷に運べ」という指示に対して抵抗した(手を下してはいない)とはいえ止めることは出来なかったこと。

ただプレイヤーの操作キャラ(実質主人公)も「タークス」のあり方や行動にこの出来事以後疑問を持ち苦悩する姿が描かれており、セフィロスの真実や宝条の最終目的(実験の詳細)までをあの場で知っていればもっと足掻いただろうな。と、ザックスたちが4年間実験台になったのち逃亡し「CC」のラストになってしまうようなことはなかったかもしれないな。と(若干苦しいところもあるけど)思えはします。筆者自身、資料を読んだだけ、プレイ動画を見ただけなので解釈違いがあるかもしれませんが。

決して「タークス(特にツォン)って色々知ってたくせに「FF7」/「FF7R」でのクラウドへの応対ってなんなんだよ…」という批判的な意見を上げたい訳ではありません。

そもそもザックスやクラウドの所在を知っていたからといってツォンや「タークス」で何か出来たのか?助けられたのか?逃がしてどうする?と思いますし、ツォンは知っていたからこそ(組織人として)何もできないからこそエアリスの手紙を88通も預かったのかもしれないな…(※「CC」参照)という見方も出来ます。

何が言いたいのかというと「BC」をやっていなければ(「BC」の知識がなければ)、上記の詳細どころか「タークス」がそもそも騒動に関与していたとは思ってもみないプレイヤーが大半です。すなわちリメイク版で騒動に対して「タークス(BC)」の関与をそもそも取り込むか否かという点がまず気になります。

そして取り込むのだとすれば物語の見え方(主にツォンや「タークス」に対するイメージ)が良くも悪くも変わってくるのではないかなと思います。

「ニブルヘイムの壊滅」がどの程度量描かれるのか分からない以上、「BC」や「タークス」の存在はこの件に関しては無きものにするでも「CC」のように描写を省くでも飲み込めはしますし、逆にいくらでも深堀も可能と”0にも100にもなる要素”だと思います。ある意味「CC」で「BC」のことは上書きされた(「タークス」は騒動に関与しない)という考え方もアリなのかもしれません(それは都合良すぎる気もしますけど…)。

しかし今回ネタにした以上は”「FF7R」でも「BC」の出来事も取り込まれる”と仮定してもうちょっと深堀りしてみたいなと思い、だらだらとここまで書いてきました(ここに来るまでに5,000字…)。今しばらくお付き合いください。

「BC」のキャラクターの存在

「BC」ではプレイヤー自身が性別や武器の異なる複数のタークスメンバー(プレイヤータークス)の中から操作キャラを選択する仕様でデフォルトネームもないため(プレイヤーが名づけるため)、ツォンの横(ツォンと行動を共にするキャラクター)にリメイク版では誰を描くのかがひっかかります。

レノとルードは騒動の後始末で登場し、イリーナは当時(5年前)まだ「タークス」ではありません。

が、、、!

この要素に関して使える人物がいることを察しが良い人なら分かりますよね?

そうです。

手裏剣(女)もとい、ザックスおっかけ隊もとい、”シスネ”です。

当サイト内でも一度名前を挙げただけなのに検索流入が凄い人気者みんな大好きシスネ。

シスネについては別で取り上げたいくらい筆者も大好きなキャラクターです(彼女もまたザックスとの距離感がいいんですよね)。

そんなシスネですが、「CC」で後追いで登場したキャラクターのため、「FF7」では一切登場していないにも関わらず「BC」でプレイヤータークスとして出現の後、唯一名前が付いて「CC」での「タークス」の1人として登場した出世頭なんですよね。「BC」においてシスネの登場は結構後半なので彼女が選出されたのは意外に感じるところもありますが「BC」の時点で人気があったのでしょうか?

そして「CC」を復習していて気づいたのですが「BC」を思わせる発言がまさにシスネの口から発されていました。

それはザックスが神羅屋敷(研究施設)からクラウドと逃亡し、それを追ってきたシスネと(どこかの)海岸で再会する場面(海岸でタークスと遭遇するのは「BC」にもあるシーンです)。

ここでのシスネは、ザックスたちが今日まで実験サンプルであったことを知っており、クラウドを見てニブルヘイムで回収された人物であると気づきそのことを発言しています。これらはニブルヘイムが壊滅したあの日、あの場にいた人物しか知りえないことです。「何をされたの?」と実験の詳細を分かっていない点も「BC」の内容と辻褄が合います。

さらにザックスに移動手段を与えるなど逃亡を手助けする動きをすることからも、(ここは推測でしかありませんが)騒動の日に言いなりになるしかなかった行動を悔いていて、あの時出来なかったこととしてザックスに協力していると思うことも出来ます(単純に彼女のザックスへの好意とも取れますが)。

すなわちそれは”「CC」にも「BC」が取り込まれているはずである”ということや、”シスネが固有キャラとしてニブルヘイムのあの場にいたという体で「CC」の物語が解釈されている”と考えることも出来るのではないでしょうか?

取り込まれているとすれば「CC」での終盤のツォンとシスネのやり取りやセリフなども「BC」を思ってグッときます。

「CC」のセリフ(ワンシーン)の憶測でしかありませんが、シスネがもしも壊滅時にあの場にいなかったのだとしても「CC」において騒動後のザックスたちのことを把握しているということは彼女の近くに情報を持っている人物がいる=「タークス(のだれか)」がニブルヘイムの騒動の場にいたという部分は生かされていると思っています。

ただ「BC」を取り込んでいるとするにしては「CC」は「BC」について網羅されていない、描写不足で分かりづらい部分も多いです。「CC」では上記のシスネの海岸のセリフでしか「ニブルヘイムの壊滅」における「タークス」の関与を思わせる(「BC」を意識する)部分がないので、シスネが発した言葉に対して「BC」未プレイであれば「なんで(騒動の場にいなかったはずの)シスネが色々知ってるんだよ?」という疑問が生まれる気もしてしまいます。

しかしリメイク版でそれらも全て繋がるかも?分かりやすく描かれるかも?整理されるかも?と今は期待して待ちたいなと。待っている(予測している)時間が楽しいなと思います(末期)。

オリジナル版通りであればシスネのその後は描かれないのかもしれませんが、回想だろうともただ単純にリメイク版のクオリティでシスネを見てみたいじゃないですか!シスネと一般兵クラウドやカウガールティファが絡んでるところを見てみたいじゃないですか!それだけです!!!

「BC」で描かれたシーン…ティファに「クラウドって子を知らないか?」と聞かれたり、クラウドから「ティファには自分が村に来ていることは内緒にして!」とお願いされる、2人ともと絡む(全てを知る)「タークス」のメンバーがシスネだったら…そのシーンがあったら…って考えただけでワクワクしませんか?(願望がやばいな)。

★世界線について派生作品を整理してみました(一つの案)(↓)

次ページ:まだまだ深堀りしていきます!

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