【FF7R考察】ザックスの登場が意味することや生存説について考えてみた(チャプター18)

【FF7R考察】ザックスの登場が意味することや生存説について考えてみた(チャプター18)

目次

描かれた物語/世界線とは…?

②:リメイク版「FF7R」とは違う世界線

交わらない

次はエンディングの直前、セフィロスを追ってミッドガルを離れていくクラウドたちと、ミッドガルを目指していくザックスのシーン。

映し出された場面では同じ場所(地点)を通過する際にそれぞれが存在を認識しておらず交わることはありません(画面内にクラウドが2人いることから同じだと思うことはありえませんが)。

これはただの(意味深)演出的要素、時間の違いと片付けられるかもしれませんが、ここまでに進めてきた考察を考慮すると(ここでだけ)「FF7R」の世界線での過去の通過地点を映し出しているとは思えません(後述)。

それぞれがそれぞれの世界線で今現在通過している地点の意識付けとして”交わらない=世界線の違い(同じ世界線ではない)”の描写であるといえるのではないでしょうか。

だって、そもそもおかしくない?

最後に持ってくるほどでもないのですが、もうドストレートにいうとザックスの場面(チャプター18の場面)を「FF7R」の世界線や時系列に取り込もうとすると「FF7R」のおはなし、作中の状況における裏付けがおかしくなってしまいます。

はじめに書きましたが「FF7R」の世界線での物語において、ザックスが登場する場面は通過済みの【過去】です。これはフィーラーの存在込みで、「FF7R」においてクラウドたちがフィーラーを倒すまでの地点(ミッドガル脱出まで)は概ね「FF7」通りに進んでいる(いた)ということです。

すなわち「FF7R」の物語は運命通り(「FF7」通り)に”ザックスが命を落とした”ことによって始まっていると言えます。逆説的にいうとザックスの起点がないと「FF7」や「FF7R」の物語は始まりません。

ザックスのシーンをあえて(無理やり)一番分かりやすく同じ世界線に取り込もうと思えば「FF7R」の過去が上書きされたと置き換えることになりますが、まずフィーラーを倒したことによって過去が上書き(改変)出来るとは作中一切言われていません

もしもその原理があるとして今後説明がなされるのなら話は別ですが、そうだとしても単純に考えて”ザックスの変わった運命の部分だけ”が過去の改変として上書きというのは贔屓目抜きだとなおさらあまりにも都合が良すぎるというか…なによりもそれがまかり通るのであれば違った弊害(相違)が生まれますし、その説明は理解出来そうもありません。

ダダをこねるような言い方ですが、ザックスが生きているのならバスターソードがクラウドに継承されることはありませんし、クラウドが駅で干からび状態になることもない(ティファと出会わない)のでは?それらが導かれる先は「FF7」や「FF7R」の物語ではないのではないでしょうか?

この辺もいくらでもどうとでもいえるのかもしれませんが筆者の導きだした結論としては…「FF7」の物語には複数の世界線(パラレルワールド)が存在し、そのひとつが「FF7R」とは違う世界線としてザックスの生存する未来が(まで)描かれていると、ここまでの考察をもって受け取っていただく方が矛盾もなくよっぽど幸せな気がしてしまうわけです(同士求む!)。

なにより世界線が違おうが(どうこう言おうが)「ザックスが生きてエアリスに再会出来る未来(の可能性)」があるだけで幸せではありませんか…。

そして…両親と会おう、カンセルと会おう、シスネに本名を聞こう、ツォンから手紙を回収しよう、再会しなければいけない人がたくさんいるはずです。これらについては全て「CC」のことなので気になる方は是非「CC」を。

★世界線の違いを(あえて)楽しむ考察記事(↓)

ザックスは生きているのか?

最後に「ザックスは生きているのか?」…これは「CC」、「FF7」、「FF7R」をプレイした誰しもが一番気になる点ですよね。

筆者の結論から言います…《生きています》

しかし筆者の考察から導いたのは、《ザックスが生きている世界(線)がある》という言い方が正しいです。そしてそれは「FF7R」の世界線ではないでしょう。

「FF7R」の過去が改変されたわけではなく、「FF7R」でフィーラーを倒したことにより”ザックスが生存する世界線が生まれた”と解釈しています。

「FF7R」でクラウドたちがフィーラーを倒したことによる”未来への改変の可能性(運命通りに進まない可能性)”の一つ/さらなる上乗せとしてザックスの生存やその未来が3つ目の世界線として描かれたと筆者は考えています。

この描写について「FF7R」の時点では(ザックスファンへの)ファンサービスかな?くらいに受け取っていたのですが「FF7R・インターグレード」によってさらに新たに生まれた未来(世界線)の行く末、「FF7」に導かれない物語が描かれていくのではないかと、そしてザックスを今後もっと堪能できるのではないかとワクワクしております!(アナザーエピソードあるのでは?求む!)

「FF7R・インターグレード」での新たな場面…。

エアリスが教会にいなかったのはなぜかって?教会に人が集まっていたのはなぜかって?

すいません、これについては分かりません!

でもこれは誰にもわからないはずです。だって新たな未来(の可能性)が生まれたんですから!(しいていえばフィーラーを倒したことによる弊害が何か起こっているのでは?)

続編を楽しみに待ちましょうね!(全然的外れの考察かもしれませんね!)

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