【FF7R考察】ザックスの登場が意味することや生存説について考えてみた(チャプター18)

【FF7R考察】ザックスの登場が意味することや生存説について考えてみた(チャプター18)

「FF7R・インターグレード」が発売されたので久しぶりに「FF7R」について書こうと思い大好きなキャラクターである「ザックス」を取り上げることにしました。

「FF7R」発売からもう1年以上経っておりネットの世界には様々な興味深い考察に溢れていますが、一人の戯言として楽しんでいただければ幸いです。特に今回のテーマは答えが出ていない個人的な見解のため、その点ご認識お願いします。

あくまでも個人の考察であり、正解や不正解にとらわれた話ではありません。(どこかの、だれかの、意見や考察を否定したい、覆したいという意図ではありません。)
「FF7R」とそれに関連する派生作品のネタバレがあります!閲覧にはご注意ください!

★「FF7R・インターグレード」を遊ぶ条件をまとめた記事(↓)

目次

ザックスの登場という衝撃

「FF7R」の最終盤チャプター18にて突如登場した、ザックス(ザックス・フェア)

「FF7」の壮大な物語世界にザックスという人物は本来存在している(していた)わけで、作中どこで登場してもおかしくはないのですが、オリジナル版である「FF7」のストーリー展開(流れ)を覚えていると「FF7R」での登場は「ここで(こんなに早く)か!」と驚いた人が多かったのではないでしょうか?

そしてリメイク版から入った初見の方はこのシーンに何を思ったのかも気になります。

クラウドを中心とした「FF7」の物語におけるザックスは非常に重要な役回り(キーマン)であり、いずれ語られることは間違いない存在なのですが、「FF7R」での登場(の場面)と意味深な発言を”現時点基準”で今回まとめておきたいと思います。

ザックスの登場シーンはいつのことなのか?

まず気になるのは、「FF7R」/チャプター18で登場したザックスのシーンは「いつ(日時)のことなのか?」ということ。

これについて特に明言はされていませんが、オリジナル版「FF7」や派生作品をプレイ済みの人は、だいたい以下のような解釈だと(になると)思います。

・ザックスとクラウドが神羅屋敷から逃亡しミッドガルに帰還する少し前

・ザックスからクラウドにバスターソードが継承される地点

・「FF7(FF7R)」の物語が始まる前の話

単純にザックスとクラウドといえばここ!というインパクトのあるシーンなので「FF7インターナショナル」で追加され、その後の派生作品でも描かれている出来事に導かれるはずです。

ミッドガルが見下ろせる場所(ミッドガルの近く)や、ザックスが主人公の派生作品「CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII」・・・クライシスコアファイナルファンタジー(以下:「CC」)でのシーンとの酷似(ザックスのセリフの一致)など普通に考えればここ以外にリンクするような場面はちょっと思い当たりません。

「いらっしゃいませ~!」までの一連のセリフは完全一致

(関連作に関係ない/リンクしない)「FF7R」で新しく生まれた何か。と言われればそこまでの話ですが、さすがにいくらなんでもそこまでぶっ飛んだ話を新しく出してきたりしないでしょ?って思っています(笑)

大前提として上記の場面(出来事)としたうえで考察を進めていきます。

今回この場面において押さえておきたいポイントとしては…「FF7R」の時系から見ると既に通過してきた【過去】だということ(これについては後ほど)。

描かれた物語/世界線とは…?

筆者はかつて行った考察でオリジナル版「FF7」と、リメイク版「FF7R」違う世界線(パラレルワールド)であるという話をし、さらに「FF7R」でザックスが登場するこのチャプター18の場面もまた新たな世界線(3つ目の世界線)だと言及してるのですが、今回はここをもう1度整理していきます。

★「FF7R」の別世界線設定/パラレルワールドなのかを考察した記事(↓)

★別世界線設定をよりさらに考えてみた記事(↓)

①:オリジナル版「FF7」とは違う世界線

まずオリジナル版「FF7」と違う世界線の裏付けは”フィーラーの存在(描写)”です。

リメイク版「FF7R」でのザックスの登場シーンにおいて運命の番人である「フィーラー」が確認できます。

すなわちチャプター18で映し出されているシーンの地点(ザックスとクラウドがミッドガルに到着する直前)までは”フィーラーが運命(オリジナル版)通りに進むように干渉してきていた=オリジナル版の世界の出来事に沿ってここに導かれている”と考えることが出来ます。

⇦「CC」     「FF7R」➡

フィーラーがザックスに見えている/見えていないは(今回)重要ではなく、ただ単純にフィーラーが生まれている世界線=オリジナル版「FF7」の世界線ではない(オリジナル版通りに進めようとしている世界線)とプレイヤーが解釈できる(印象付けられる)ように映し出されているということです。

★フィーラーについての考察した記事(↓)

②:リメイク版「FF7R」とは違う世界線

①におけるフィーラーの登場(描写)だけで言えば「FF7」とは違う世界線だとしても、まだ「FF7R」とは同じ世界線だとも言えます。

そこで次は「FF7R」のザックスの登場シーン(チャプター18)が違う世界線だという点を紹介していきます。

基本的に”否定”をすることによって確証を積み上げていくため文章が不快に感じるかもしれません。閲覧の判断には十分ご注意を…。

忠犬スタンプ

まず紹介したいのは「FF7」では存在しておらず「FF7R」で登場した【忠犬スタンプ】という神羅カンパニーのキャラクター犬。

「FF7R」で登場する忠犬スタンプ

「FF7R」内では幾度も登場する(認識出来る)この【忠犬スタンプ】がザックスのシーンでお菓子の袋(のゴミ)として映し出されているのですが「FF7R」とは犬種や被り物など見た目が異なっています

特に「FF7R」で同様のスナック菓子が確認でき、デザインの違いに対して引っかかるものはあるはずです。

ザックスのシーンでの登場

この違いに対して(ザックスのシーンのは)「荒野の化石的なゴミ(が映った)なのでは?」「デザインが変わったタイミングがあったのでは?」など「FF7R」の世界線に紐づけようと思えば色々と理由をあげることは出来ます。

「FF7R」での同じ袋菓子のデザイン(机上)

しかし(メタ的ではありますが)ここをただまっすぐにわざわざアップにまでされることを意図的と読み取り意識すれば、デザインの違い=「FF7R」とは違う世界線(パラレルワールド)の印象付けの一つという解釈でいいのではないかと思います。

切り替わるタイミング

次に「FF7R」で映し出されている場面をこちらもそのまままっすぐに受け取り、クラウドたちの場面(地点)とザックスの場面(地点)が、”違う世界線の同タイミング(それぞれの現在の通過地点)”であるとします。

それによって《現在地点の違い=違う世界線》という解釈になります。

このタイミングが読み取れる場面(切り替わる場面)としては以下の2つ。

(クラウド側)ハイウェイでフィーラーの悲鳴(叫び)を聞いた地点
(ザックス側)ミッドガル近郊で神羅兵と対峙する地点

(クラウド側)フィーラーを倒した地点
(ザックス側)神羅兵を倒した地点

この解釈としてまず一つ目は、セフィロスの「運命の叫び」というセリフとともにフィーラーに包まれるミッドガルと、そこで映し出されるザックスが見つめるミッドガルがフィーラーに包まれていること。

そして二つ目は、クラウドたちがフィーラーを倒したことと、ザックスが見つめるミッドガルからフィーラーが消滅すること。

この描写と切り替わるタイミング込みで”違う世界線の同タイミング(それぞれの現在の通過地点)”と紐づけることが出来ると考えたからです。

細かいことを言えばそれぞれの時間帯(昼夜)の違いも裏付けの一つと言えるのではないでしょうか。

なにより、ザックス自身はフィーラーを倒すための行動を取っていたわけではない(フィーラーと戦っていたわけではない)ので、ザックスの世界線でもフィーラーが消滅した=「FF7R」の世界線でクラウドたちがフィーラーを倒した場面と繋がるといえるでしょう(※フィーラーの存在はすべての世界線共通)。

ちなみに細かいことを言い出せばザックスが神羅兵に倒されてしまう【運命】はさらにこの後の地点です(だと思っています)。すなわちこの地点でのザックスの勝利は定説通り?

というのもザックスの勝利後にフィーラーが消滅しており(消滅する場面があり)、「FF7」や「CC」で描かれていた3人の神羅兵に追い打ちかけられる(仕留められる)ということが、(「FF7R」の世界線のクラウドたちによって)フィーラーが消滅したことで回避されたのかなと思いました。

どちらにしてもザックスが運命を回避したことに変わりはありませんし、「勝った マジか」というセリフのインパクトもあるのでこれはどちらでも構わないんですけどね(笑)

次ページ:まだまだつづきます

1 2

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Please Share
目次