【FF7R考察】パラレルワールド?派生作品の存在を「世界線の違い」として物語を整理してみる

【FF7R考察】パラレルワールド?派生作品の存在を「世界線の違い」として物語を整理してみる

目次

【世界線・A】:ーオリジナル版の物語が主軸の世界線ー

①:オリジナル版が始まるまでの物語
  …未描写(※「BC」や「CC」の物語を形成する運命ポイント)


 ②:「FF7」

  ③:「AC(ACC)」

   ④:「DC」

【世界線・B】 /ーリメイク版の世界線/オリジナル版と異なるルートー

《オリジナル版(世界線・A)通りに進めようとするフィーラーの出現》

①:「BC」②:「CC」(同時進行)

 ③:「FF7R(ミッドガル脱出まで)」

  ④:フィーラーが消滅したため”ミッドガル脱出”以降の未来は白紙

★参考記事:【世界線・A】を基に通過した「運命ポイント」/バレット(アバランチ)編(↓)

★参考記事:【世界線・A】を基に通過した「運命ポイント」/ティファ編(↓)

★参考記事:【世界線・A】を基に通過した「運命ポイント」/エアリス編(↓)

【世界線・C】/ーリメイク版で映し出された更に別の世界線(ザックスのシーン)ー

《オリジナル版(世界線・A)通りに進めようとするフィーラーの出現》

①:オリジナル版が始まるまでの物語
  …未描写(※「BC」や「CC」の物語を形成する運命ポイント)


②:フィーラーが消滅したため”ミッドガル脱出”以降の未来は白紙

フィーラーが消滅し運命が変わった(ザックスが生存したと思わせる)結果として、ザックスとクラウドがミッドガルに到達するであろうシーンでこの世界線の映像は終わります。

これはオリジナル版の物語に繋がらない、新たな物語が生まれたと考えられるラストでした。

ただしこの案でのザックス生存のルートは図の通り、リメイク版にはリンクしていないと考えることになります。ザックスの運命に関わらず【世界線・A】/【世界線・B】ではともに通過済みの”過去”であるためです。

★ザックスの登場シーンをより深く考察した記事(↓)

更に整理してみる

今回この時系列の考え方、繋がりにおける案を提示したかった理由は2つあります。

①:リメイク版の過去について

分かりやすい話としてひとつ。

「CC」がオリジナル版に紐づくと考えた時に「エアリスのザックスへの気持ち(への描写)」に対して違和感を抱いた=「繋がっていないのでは?」と思ったのが始まりです。

【世界線・A】のエアリス

★参考記事:「FF7」と「CC」を比べることで感じたエアリスの温度差をまとめた記事(↓)

今回の筆者の案で進めると、オリジナル版=【世界線・A】で起こったこととして、【世界線・B】で通過しなければならない(フィーラーが介入する)【運命】は「エアリスとザックスが出会う。」という点です。

オリジナル版(世界線・A)では、出会い→ちょっといいなと思っていた(エアリス談)程度の関係が、リメイク版(世界線・B)で(フィーラーにより)出会った2人が、”出会い”以外の干渉されない接点の中で「CC」で描かれた恋人レベルの関係を築いた。というのは何ら不思議な話ではないと解釈することが(も)出来ると思います。

【世界線・B】のエアリス

今回の案に同調すると「エアリスのザックスへの気持ち(への描写)」の部分で感じる温度差が、違う世界の産物として解消されませんか?前回考察した記事も今回のこの案で再度整理してみたいと思っています。

★参考記事:エアリスの気持ちの変化とザックスの最期について考えた記事(↓)

他にもここまで行ってきた考察が世界線の違いとすることで腑に落ちる点も多いです。

★参考記事:「給水塔の約束」に関する流れ(思い出すタイミング)の違いをまとめた記事(↓)

②:リメイク版の未来について

もうひとつ伝えたかったのはリメイク版の今後が紐付く先は、オリジナル版(世界線・A)をなぞろうとしていたフィーラーがいなくなったことにより”全て白紙”ということ。

制作側も言っているとおりリメイク版(世界線・B)のこれからの物語がオリジナル版(世界線・A)から大幅に変わるのか、全く一緒なのか、それはわかりません。しかし世界線が違う(フィーラーがいなくなった)ことから、”オリジナル版で起きたこと”がそっくりそのまま起きるとは限らないのでは?、新たな物語が生まれるのでは?、展開が変わるのでは?という点にも着目して今後を楽しんでいきたいなと思っています。

これは良い点も悪い点もあると思われるためなんとも言えない部分でもありますが…(賛成も反対も致し方なし…)。

エアリスの「未来は白紙だよ。」もしっくりと繋がるのでは…?白紙だからこそ楽しみな部分も多いはずです!

★参考記事:次回描かれるはずの「ニブルヘイムの壊滅」について考えた記事(↓)

その他の接点

他にも(派生作品による後出しとはいえ)元来「FF7」の世界に存在している人物達との接点やそのタイミングなど「運命」に関与しない部分で関わりなどもリメイク版で世界線の違いとして感じれたポイントだと解釈することが出来るのではないでしょうか?

★参考記事:フィーラーが守る運命とはなにか?考えた記事(↓)

最後に…

たとえ違和感(相違)を感じようとも公式が描くものが全てであるということはもちろん分かっています。

今回話をしたことはどれもが一個人が物語を勝手に受け取り解釈した末の話です。公式が作り上げるものや、どこかの誰かが行っている考察など何かをねじ曲げたり、(意見を)押し通そうとする意図はこれっぽっちもありません

違和感や解釈の違いという表現を良しとしない人たちの意見も大いに理解出来ますが、あえて不整合点を見つけてどうこう言う(批判する)のではなく(それだけではなく)、様々な角度で「FF7」の物語を紐解きたいなと思っています。

解釈というか、”考える”ということをこれからも楽しめたらいいなと思っていることをご理解いただけたらと思います。正解を求めているわけではありません。

あくまでも今回の一案が、”こういう風にも物語を見ることも出来るのでは?”という点に着目して楽しんでいただけたら幸いです。

明後日発売のアルティマニアで、答えが出ないことを祈るばかり…(笑)

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